eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式3商品の信託報酬引き下げ!内容について解説しています。
※記事のデータは2019年10月15日時点のものです。
0.eMAXIS Slimシリーズとは
eMAXIS Slimシリーズは三菱UFJ国際投信株式会社が販売するインデックス型の投資信託です。特徴は以下の通りです。以下に参考記事も載せておきます。
(1)信託報酬が安い
- 信託報酬の引き下げを柔軟に行う。
(2)良いインデックスファンドの条件がそろっている。
- インデックス型
- ノーロード型
- 純資産総額が多い
1.eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬率引き下げ
2019年10月15日発表及び2019年11月12日実施
(1)引き下げ内容
変更後:0.088%以内(税抜) ← 変更前:0.15%以内(税抜)
(2)なぜ引き下げられた?
A.SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドへの対抗
2019年8月にSBI証券株式会社から「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が設定されました。その信託報酬率は0.088%以内(税抜)で一時S&P500を対象とした投資信託で最安でした。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用報酬(信託報酬)を目指し続けることを公言しているので、対抗して信託報酬率の引き下げを実施しました。
2.eMAXIS Slim 全世界株式3商品の信託報酬率の引き下げ
2019年10月15日発表及び2019年11月12日実施
(1)引き下げ内容
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3商品いずれも 変更後:0.104%以内(税抜) ← 変更前:0.12%以内(税抜)
(2)なぜ引き下げられた?
A.SBI・全世界株式インデックス・ファンドへの対抗
2019年9月にSBI証券株式会社が「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬引き下げに係るプレスリリースを発表しました。引き下げ後の信託報酬率は0.104%以内(税抜)で一時全世界株式を対象とした投資信託で最安でした。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用報酬(信託報酬)を目指し続けることを公言しているので、対抗して信託報酬率の引き下げを実施しました。
3.まとめ
(1)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス⇒eMAXIS Slim米国株式(S&P500)への切り替えも要検討
今回の信託報酬の引き下げで「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の信託報酬は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬よりも低くなりました。そのためeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを持っている方はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に切り替えることも検討してもよいのではないでしょうか。嬉しい悲鳴ですね。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.088%以内(税抜)(変更後)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:0.999%以内(税抜)
(2)eMAXIS Slim 全世界株式の魅力がますます上がる
eMAXIS Slim 全世界株式の3商品は信託報酬の引き下げでますます魅力が上がりました。全世界株式は投資信託の中でも特に分散効果が高く、リスク(基準価額の変動)が少ないので初心者には特におすすめです。これを機に買付してみてはいかがでしょうか。
(3)投資信託はeMAXIS Slimシリーズを買うのがベター!
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用報酬(信託報酬)を目指し続けています。投資家にとっては信託報酬は損だけなので、少ない程良いです。そのため信託報酬を最低水準で提供してくれるeMAXIS Slimシリーズは素晴らしいと考えています。私は今後も投資信託はeMAXIS Slimシリーズを買い続けます。
投資は自己判断で行いましょう。
ご覧いただきありがとうございました。